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インフルエンザ

インフルエンザとは・・・

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。風邪とよく似ていますが、インフルエンザの方が症状が重く、高熱や全身のだるさ、筋肉痛などの症状が出ることがあります。特に、小さなお子さんや高齢者、持病のある方は重症化しやすく、注意が必要です。また、このウイルスは、空気中を漂う飛沫や、感染者の咳やくしゃみによって、他の人に感染します。ウイルスが鼻や喉の粘膜に付着し、体内に侵入することでインフルエンザになります。

インフルエンザの症状

インフルエンザは急な寒気と発熱から始まることが多いです。その後、ひどい寒気や頭痛、のどの痛み、筋肉や関節の痛み、倦怠感などの全身症状を伴うことが多いです。多くの場合は、高熱が数日続きます。気管支炎や肺炎、中耳炎等の合併症を引き起こす場合もあります。

<このような場合はインフルエンザかも>

  • 38度以上の高熱
  • 強い寒気
  • 強い倦怠感・筋肉痛
  • 関節痛

上記のような症状がなくても園や学校でインフルエンザが流行っていて、体調がいつもと違うと感じる場合は小児科を受診してください。

インフルエンザの検査

インフルエンザかどうかを調べるには、抗原検査が必要です。検査は、鼻や喉の粘液を採取して行います。検査結果は10分程度でわかります。検査の結果が陽性であれば、インフルエンザと診断されます。発熱などの症状が出てから12時間以内は、ウイルス量が少なく、正確に診断できない場合があるため、発熱後半日ほどしてからの受診をおすすめします。

インフルエンザの治療

インフルエンザの治療には、対症療法と抗インフルエンザ薬があります。対症療法は、発熱や咳、痰などの症状を和らげる治療です。抗インフルエンザ薬は、ウイルスが増殖するのを抑える薬です。抗インフルエンザ薬は、発熱後2日以内に服用すると効果的です。抗インフルエンザ薬には、様々な種類がありますが、お子さんの年齢や体格、日頃の服薬状況などを考慮して、処方いたします。また、インフルエンザに抗生物質は効果がありません。

自宅で気をつけること

インフルエンザにかかった場合は、自宅で安静にして、十分な休養をとることが大切です。水分を十分に摂り、栄養のある食事を心がけましょう。発熱や咳などの症状が続く場合は、小児科を受診してください。周りの人にうつさないように、マスクを着用したり、手洗いとうがいをこまめに行うなど、感染予防対策をすることも大切です。5日以上高熱が続く、嘔吐の症状があり水分補給がとれない、けいれんを起こした、意識がはっきりしないなどの症状があればすぐに受診するようにしてください。