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ケトン食とは・・・
ケトン食とは紀元前の「絶食療法」に端を発する歴史の古い「てんかんに対する治療法」です。炭水化物の摂取を極力減らし、脂質を多めに摂取する（1日に摂取する脂質と炭水化物＋タンパク質の重さの比をケトン比と呼びますが、ケトン比が3:1～4:1になるように食事調整します）ことで、体内に蓄積されるケトン体という物質が神経細胞およびそのネットワークに作用して、てんかん発作に効果があるとされています。多くの抗てんかん薬が開発されてきたことで、ケトン食はてんかんの治療法としては1980年代以降、下火になりました。ところが次々に新しい抗てんかん薬が登場しても2～3割の患者さんではてんかん発作を抑えることができず、そういった薬剤抵抗性の「難治てんかん」に対する治療法として欧米を中心に30年ほど前からケトン食が再び見直されています。また、従来のケトン食より制限を緩和した「緩和ケトン食（MCTケトン食、修正アトキンズ食、低グリセミック指数食）」が開発され、以前より続けやすくなりました。院長は滋賀県立小児保健医療センター勤務中、約10年間にわたりケトン食療法の開始や継続、中止に携わってきました。その経験をもとに、ケトン食療法についてのセカンドオピニオン外来を行います。
難治てんかん等の治療のためにケトン食療法をお考えの方、ケトン食療法施行中の方でセカンドオピニオンをご希望の方は、主治医の先生の紹介状をご準備いただき、当クリニックのメールアドレス（kumadakidsfamily@gmail.com）にご連絡ください。折り返し、ご来院日時について相談させていただきます。（遠方の方はオンライン診療のご提案もさせていただきます。）なお、セカンドオピニオンの料金は対面診療の場合は10,000円（税込）です。診療時間は約1時間確保いたします。