2020/06/16
「弱視とは」
視力は成長に伴って徐々に獲得する能力で、1歳では0.2くらい、2歳で0.5くらい、3歳頃に大人と同じ視力(1.0以上)に達するとされています。この視力の成長期に何らかの邪魔が入って正常な視力の成長が止まってしまい眼鏡をかけてもよく見えない状態になることを「弱視」といい、約2〜5%の子どもに弱視があるといわれています。弱視は片目だけの場合、日常生活で気づかれることは少なく、検査して初めてわかることが多いです。子どもの弱視はできるだけ早期に(3歳くらいまでに)発見して治療すれば効果も上がりやすいですが、3歳未満の子どもの視力検査は大変難しいのが現状です。
「弱視の早期発見のために」
当クリニックでは弱視を早期に発見する目的でスポットビジョンスクリーナーを導入しました。生後6ヶ月以上のお子さんで、親御さんに抱っこしてもらって数秒間機械を見てもらうだけで近視、遠視、乱視、不同視、瞳孔不同などの異常を検出することができます。(詳しくはWelch Allyn社のホームページhttp://www.welchallyn.jp/visionscreener/(外部サイト)を御覧ください。)もしこの検査で異常がみつかれば症状にあった医療機関にご紹介させていただきます。検査費用は1回500円(税込)です(保険外診療)。生後6ヶ月以上のお子さんであればどなたでも検査可能です。
検査は7月1日より開始します。ご希望される方はWeb予約の際に「弱視検査希望」と記載してください。ご来院いただいて当日直接お申し込みいただくこともできます。(当日発熱などの体調不良がある場合などは後日にお願いすることがあります。)