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嘔吐したときは飲ませていいの?
飲まないと脱水になりそうで怖いからと、水分を多く与えてしまいがちですが、飲んだ後に全部吐いてしまった…ということがよくあります。お子さんにコップのまま渡してしまうと、のども乾いていてぐびぐびと飲んでしまい、胃にたまった状態で気持ち悪い波がきて、せっかく飲んだ飲み物が全部でてしまいます。
≪小さなお子さんの場合は…≫
まず、頻回に嘔吐している時は、何も飲まさずに様子をみます。落ち着いてきたら、スプーン1さじからはじめてみます。15分ほどまって嘔気や嘔吐がなければ、3さじに増やしてみます。また間をあけて、5さじ、10さじへと増やしていき、半日ほど嘔吐が落ち着いていれば、食事を始めても構いません。
何を飲ませたらいいの?何を食べさせたらいいの?
OS-1やポカリスエット・アクエリアスなどの経口補水液がおすすめです。(1歳未満のお子さんでも飲めるものも売っていますが、母乳は与えて構わないので、離乳していないお子さんに無理に飲ませる必要はありません)飲みにくい場合、ゼリー飲料になっている経口補水液もあります。リンゴジュースなども糖分が含まれていて脱水予防になります。 飲み方のポイントは、上にあるように『少しずつ』です。
※お腹に刺激を与えてしまうので、避けるものは…
- 牛乳・飲むヨーグルトなど乳製品
- さつまいもや海藻類などの食物繊維の多いもの
- お砂糖の多いものや、豆類など発酵しやすいもの
- 貝・いか・たこ・ラーメン・漬物などの消化しにくいもの
※もちろん油っこいものは避けて、消化のいいものを食べさせてあげてください。(おうどん、おかゆなどお腹にやさしいもの)
慌てず、処理しよう!
ポイントは、『換気・次亜塩素酸・手洗いうがい』‼
【希釈液の作り方】
★0.1%次亜塩素酸ナトリウム希釈液(500mlペットボトルにキャップ2杯のハイターを入れて水をいれて500mlにする。)
床などを消毒するのに使用する。金属類には使用しないでください。
★0.02%次亜塩素酸ナトリウム希釈液(2リットルのペットボトルにキャップ2杯のハイターを入れて水をいれて2リットルにする。)
じゅうたんや衣服のつけ置きに使用する。
(漂白される可能性があります。熱湯消毒をしていただくのでも構わないです。)
お子さんが誤って飲まれないよう、手の届かないところにおいてくださいね。